本研究所では,アジア・アフリカの言語と文化を中心としたさまざまな研究を推進するために,文部科学省の「科学研究費補助金」や民間の財団による研究助成に積極的に応募し,研究経費を獲得しています。近年は民間機関と共同で行う研究プロジェクトも発足し,研究成果のより実践的な応用にも貢献しています。
以下で紹介するのは,このような外部資金によってAA研で展開している研究プロジェクトです。
課題名 | 研究代表者 | 期間(年度) |
---|---|---|
基盤研究(S) | ||
社会性の起原と進化:人類学と霊長類学の協働に基づく人類進化理論の新開拓 | 河合香吏 | 2019–2023 |
基盤研究(A)一般 | ||
イスラーム国家の王権と正統性―近世帝国を視座として | 近藤信彰 | 2015–2019 |
イスラーム・ジェンダー学構築のための基礎的総合的研究 | 長沢栄治 | 2016–2019 |
人類学的フィールドワークを通じた情動研究の新展開:危機を中心に | 西井凉子 | 2017–2020 |
現代南アジアにおけるムスリム社会の多極化の傾向-テロとツーリズム | 外川昌彦 | 2019–2023 |
基盤研究(A)一般海外 | ||
グローバル化における権力編成の変動と新たなコミュニティ運動―東南アジア大陸部から | 西井凉子 | 2017–2020 |
基盤研究(B)一般 | ||
イスラーム圏における簿記史料の通時的・共時的研究 | 髙松洋一 | 2017–2020 |
形態統語論と音声学からみた東南アジア諸語における情報構造の類型論 | 峰岸真琴 | 2017–2020 |
シリア内戦の比較研究―レバノン・旧ユーゴスラビアの内戦と戦後和解 | 黒木英充 | 2018–2020 |
現代ムスリム社会における風紀・暴力・統治に関する地域横断的研究 | 高尾賢一郎 | 2018–2020 |
タイ文化圏に関する言語事典の編纂に向けて | 新谷忠彦 | 2018–2022 |
複統合的言語の語形成と情報構造に関する研究―抱合と語彙的接辞の比較対照を通して | 渡辺己 | 2019–2021 |
脱中心的多言語領域としての「地中海文学」の構築 | 細田和江 | 2019–2022 |
基盤研究(B)一般海外 | ||
インド洋フランス語系クレオル民話の口演の研究 | 小田淳一 | 2016–2019 |
ビルマの危機言語に関する緊急調査研究 | 倉部慶太 | 2017–2019 |
基盤研究(C)一般 | ||
共鳴する「五感」:東アフリカ牧畜民における知覚の共同性に関する人類学的研究 | 河合香吏 | 2015–2019 |
Malayo-Sumbawan言語における定性標示と文構造との関係に関わる研究 | 塩原朝子 | 2015–2019 |
植民地インドのマイスール藩王国における文芸と王権 | 太田信宏 | 2016–2019 |
エジプト映画における「イスラーム」表象の変遷とその分析 | 勝畑冬美 | 2016–2019 |
イスラームに基づく商品・サービスの規格化と地域・産業間比較研究:東南アジアの例 | 福島康博 | 2016–2019 |
朝鮮語諸方言における複合語・派生語のアクセント研究 | 伊藤智ゆき | 2017–2019 |
東アフリカ都市におけるエリート・シングルとハウスガールの「同居家族」の研究 | 椎野若菜 | 2017–2019 |
インドにおける仏教の終焉の解明 | 高島淳 | 2017–2019 |
ジャカルタにおけるバリ芸能の民族誌―宗教間・民族間の交渉と相互理解を焦点に | 吉田ゆか子 | 2017–2020 |
シネヘン・ブリヤート語をはじめとしたモンゴル諸語の「文」の完結性に関する研究 | 山越康裕 | 2017–2021 |
ヌートカ語アハウザット方言の自然談話データベース構築およびテキスト集の作成 | 中山久美子 | 2018–2020 |
マダガスカルにおける損失の回復をめぐる観念の歴史的過程と共時的生成の統合的研究 | 深澤秀夫 | 2018–2020 |
「同志性」からみたベトナム・中国関係の変容と展望に関する研究 | 栗原浩英 | 2018–2021 |
動詞の他動性に関するチュクチ語とモンゴル語の比較対照研究 | 呉人徳司 | 2018–2021 |
インド洋クレオル民話におけるオラリティの多義的共在性 | 小田淳一 | 2019–2021 |
バントゥ諸語に見られる類型間連動関係の研究 | 品川大輔 | 2019–2021 |
反乱と越境:ロシアにおける1916年反乱の中国新疆への影響 | 野田仁 | 2019–2021 |
アフロアジア大語族の歴史解明に資するウォライタ語とその関連言語の研究 | 若狭基道 | 2019–2021 |
民俗語彙と特有文法に着目した、チベット語東西方言の記述的・通時的研究 | 海老原志穂 | 2019–2022 |
初期ソコト・カリフ国における知と暴力:ジハードと奴隷制を支える思想の研究 | 苅谷康太 | 2019–2022 |
カンボジアにおける宗教的実践と民族間関係:ベトナム人とクメール人の共生をめぐって | 松井生子 | 2019–2022 |
挑戦的研究(萌芽) | ||
芸術係数の論理的進化と実装 | 中村恭子 | 2018–2020 |
スライアモン語のアクセント研究の新展開―母語が異なる研究者による共同研究の試み | 渡辺己 | 2019–2021 |
アジアの文字研究を対象とした、「字形」研究基盤の構築 | 荒川慎太郎 | 2019–2021 |
若手研究(B) | ||
オスマン朝とクルド,テュルク系遊牧民の交流と対立の史的研究 | 岩本佳子 | 2017–2019 |
中東・北アフリカ地域における黒死病前後の環境変動と疫病流行 | 熊倉和歌子 | 2017–2019 |
若手研究 | ||
ムガル宮廷における翻訳活動―『ヨーガヴァーシシュタ』ペルシア語訳の研究 | 小倉智史 | 2018–2020 |
初期近世西地中海地域の「境域」における異教徒間関係の形成 | 篠田知暁 | 2018–2020 |
人称標示・人称標識に注目したアルタイ諸言語の機能的類型論 | 児倉徳和 | 2018–2021 |
青森県津軽方言の文末イントネーションの記述的研究 | 大槻知世 | 2019–2022 |
研究活動スタート支援 | ||
津軽方言の談話資料を用いた複数種の対格の使用動機の究明 | 大槻知世 | 2017–2019 |
地域構造の変化と民俗芸能の継承に関する民俗学的研究 | 松岡薫 | 2019 |
研究成果公開促進費 | ||
A Descriptive Study of the Modern Wolaytta Language | 若狭基道 | 2018–2019 |
特別研究員奨励費 | ||
清朝のアムド支配からみたチベット仏教世界再編 | 岩田啓介 | 2017–2019 |
契丹語文法の記述的研究 | 大竹昌巳 | 2017–2019 |
湾岸諸国の「服装」のポリティクス―イラン系移民女性に着目して― | 後藤真実 | 2019–2021 |
新学術領域研究(研究領域提案型) | ||
顔と身体表現の文化フィールドワーク研究 | 床呂郁哉 | 2017–2021 |
現代レバノンのマロン派にみるアイデンティティ再編と社会関係 | 池田昭光 | 2019–2020 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B)) | ||
翻訳から見る近世南アジアの文化多元主義 | 太田信宏 | 2018–2021 |
現代バングラデシュの社会変動とイスラーム―地域研究の統合分析 | 外川昌彦 | 2018–2022 |
インド洋西域島嶼社会における包摂・接合・分離をめぐる共和制と多元問題の共同研究 | 深澤秀夫 | 2019–2024 |
インドネシア・フィリピンにおける少数言語の記録とコーパス構築に基づく研究 | 塩原朝子 | 2019–2023 |
Copyright © 2010 Research Institute for Languages and Cultures of Asia and Africa. All Rights Reserved.